| 目次 |Ⅰ. CSRに対する基本的考え |Ⅱ. 障害者施設の置かれた状況 |Ⅲ 企業と施設の関係 |Ⅳ. 具体的展開 |Ⅴ. 最後に |
- 「社会福祉法人むくどり」の開設準備段階に、担当窓口の東京都福祉部から今後、毎年補助金を計画的に削減するので自助努力をするよう指導をうけました。その対応策として資金稼ぎが必要との判断から収益事業の検討を重ねました。リサイクル、クリーニング店の受付、清掃業務、仕出し弁当屋、パンの製造販売等が候補にあがりました。当初はCSRの概念も一般的ではありませんでしたが、東京都に承認を受け企業と施設をジョイントさせ、まずパンの製造販売をスタートしました。先例も少なく暗中模索で今日に至っています。パン事業はもう一歩のところまできていますが、一般企業でも成功が難しい時代にあって当然のこととは思いますが、他の事業も含めなかなか芽が出ないのが実情です。できたらパン事業以外で2~3の事業ができることを願っています。
- その後「NPO法人ふれ愛の森」が日光市(当時今市市)の福祉関係者の協力により「むくどり」を参考にしながら、観光客対象の「金谷ホテルベーカリー」の店舗を幹線道路沿いに開設しました。またパンの販売だけではなく、従来弊社が外注していたDMの袋詰め、発送業務を受託しています。自立度の高い精神障害者が主体のこともあり、市の協力、親の熱意、ボランティアの協力を得て活動が着実に拡大しています。
- 現在施設でできる仕事を探しています。ありましたらご連絡頂けたらば幸甚です。
- 本文は弊社の幹部が福祉団体の幹部を兼ねていることから、あえて両者の立場に立脚し記述しました。先行き不透明で暗中模索、手探り状態です。まだまだ発展途上中ですが私どもの考えをご理解頂きまた何かの参考になればと、可能な限り詳細に記述しました。
- なお最近、「障害者」を「障がい者」と表現する動きもあります。新しい問題提起と考えておりますが、本文は「障害者」という表現を使用させていただきました。
- 誤り、お気づきの点が多々あろうかと存じます。ご教示頂きたく宜しくお願い申し上げます。
2007年8月1日現在
| 目次 |Ⅰ. CSRに対する基本的考え |Ⅱ. 障害者施設の置かれた状況 |Ⅲ 企業と施設の関係 |Ⅳ. 具体的展開 |Ⅴ. 最後に |